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毎日のケアがとても大切

12月に入り、院内もクリスマス仕様になっています。
寒くもなり歯磨きをするのが、面倒だと感じることも増えるかもしれません。
ご自身の歯を守るためには、毎日のケアがとても大切です。
時間を決める、夜だけは丁寧にやる、など工夫をして頑張りましょう!

フッ素塗布

フッ素塗布は、子供の頃から行うことで虫歯に負けない強い歯に変わっていきます。
生えたばかりの子供の歯は柔らかく、フッ素を効率的に取り込みやすいので、高い虫歯予防効果があります。
1歳半頃から始めて15歳頃まで、定期的に行うのがおすすめです。
自宅では、市販で売られているフッ素ペーストやフッ素入りの歯磨き粉を。
歯科医院では、高濃度フッ素を。上手く併用して強い歯にしていきましょう。

歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪くなる原因には、顎の大きさなど遺伝的な原因がありますが、生活習慣の中に原因が潜んでいる場合もあります。
指しゃぶりや爪噛み、舌癖など、歯に力が加わる習慣を継続していると、歯並びに影響が出てきます。
むし歯や歯周病も歯並びに悪影響を及ぼします。
歯並びに影響が出る生活習慣を見直して、悪い癖は治していきましょう。

デンタルミラー(歯鏡)

歯科治療でも、デンタルミラー(歯鏡)と呼ばれる鏡を使います。
お口の中には直接目で見ることが難しい部分が沢山あります。
そのような部分をミラーを用いることで見て確認することが出来ます。
また、歯を削る時のドリルや麻酔をする時の針などが頬や舌を傷つけないように押さえて守るためだったり、歯の奥側など口の中で光を直接当てにくい場所をミラーを用いて外からの光を反射させることで隅々まで明るくすることができたり、とミラーにはいくつかの重要な役割があります。

歯の硬さについて

モース硬度という物の硬さを量る単位があります。
最大10段階あり、数字が大きくなるほど硬くなります。

モース硬度1:チョーク
モース硬度2:純金
モース硬度3:サンゴ
モース硬度4:鉄
モース硬度5:ガラス
モース硬度6:オパール
モース硬度7:人間の歯
モース硬度8:エメラルド
モース硬度9:ルビー
モース硬度10:ダイヤモンド

鉄のモース硬度が「4」なので、「7」である歯がとても硬く傷が付きにくい事が分かります。
特に、人間の歯の表面を覆っている「エナメル質」は一番人間の身体の中で硬い組織とされています。
しかし、エナメル質は歯垢の中にいる虫歯菌が出す酸に弱いため、エナメル質を溶かされて虫歯になってしまいます。

歯垢

食後4〜8時間程度で、歯の表面につく白っぽくネバネバとした細菌と代謝のかたまりである歯垢(プラーク)になります。
歯垢を放置すると2~3日で石灰化し、歯と歯茎の境目につく灰白色の石のような硬いかたまりである「歯石」になります。
歯石は、表面がザラザラしているので細菌がつきやすく、虫歯や口臭、歯周病などのリスクを高めてしまいます。
歯垢や歯石の付着を少なくするためにも、毎回の歯ブラシがとても大切です。

コンクールクリーニングジェル(ソフト)

着色汚れを吸着除去する歯磨き剤。
歯面へのダメージを軽減し、安全なケアで白い歯へ導きます。
3つの成分が白い歯に導きます。
①高機能シリカ
汚れを吸着して絡めとる。
②サンゴパウダー
細かい粒子が細かい 汚れを清掃する。
③ピロリン酸ナトリウム
歯面への着色の付着を防ぐ。
グレープフルーツミント味で後味すっきりです。
研磨剤が配合されているので、週に1〜2回の使用頻度を守りましょう。

歯の名前

歯にはそれぞれ名前がついています。
前歯は「切歯(せっし)」、糸切り歯は「犬歯(けんし)」、奥歯は「臼歯(きゅうし)」と呼ばれています。

①切歯
中央にある前歯のことをいいます。上下左右でそれぞれ2本ずつ、計8本あります。
食べ物を噛み切ったり、ちぎったりする役割があり、発音においても重要な役割を担っています。

②犬歯
前歯と奥歯の中間にある、手前から3番目の歯のことをいいます。
上下左右それぞれ1本ずつ、計4本あります。
食べ物にかぶりついて切り裂く役割があります。
ほかの歯より強度があるため、前歯や奥歯に負荷がかかりすぎるのを防ぐ役割も担っています。

③臼歯
臼歯とは奥歯のことをいいます。
臼歯には小臼歯と大臼歯があり、小臼歯は上下左右それぞれ2本ずつの計8本、大臼歯は上下左右それぞれ3本ずつの計12本あります。
臼歯は食べ物を噛み砕いたり、すりつぶしたりする役割を担っています。