顎関節症

2020年8月25日

顎関節症の代表的な症状、原因、治療法をそれぞれまとめたものです。
(他にもいくつか例はございます。)

顎関節症は、顎や顎の動きに異常が生じるだけでなく、頭痛や肩こりなどの症状が現れることも珍しくありません。
個人差はありますが、首、背中、腰などの痛みや耳の痛み、耳鳴りなど全身に及ぶ場合もあります。
そういったような痛みがある約7割の方は、1年以内に軽減されたという調査結果もあります。
痛みのない方は、そのまま様子を見ていただいても大丈夫です。
顎関節症による不快感や不自由さは、時間が経つにつれてあまり感じなくなる場合も多いです。
顎関節症はけして珍しい病気ではありません。
原因を見つけて、少しでも改善できるようご自身にあった治療法を見つけていきましょう!

顎関節症の痛み

①急性(〜2週間)の場合は、
安静にする。冷やす。

②慢性(2週間〜)の場合は、
開口訓練を行う。温める。

【開口訓練の意義 】

痛みがある関節、筋肉をあえて動かす。(ただし、適切な方法で)

顎関節症内部の代謝の上昇、咀嚼筋の伸展(ストレッチ)が生じ、血行良好となる。

発痛物質や疲労物質が洗い流され、痛みは軽減する。

痛みが軽減されるのでさらに動かしやすくなる。

【顎関節症の開口訓練 】

関節可動化訓練
→手あるいは器具を使って開口する。(痛みが出るまで)

咀嚼筋伸展訓練(筋ストレッチ)
→開口されたままで10秒~20秒停止する。
4~5回を1セットとして、1日3~5セット行う。

1回やって治る!ということはありません。
毎日続けて行うことが大切です。